2014 年 12 月 5 日

アンドロイドアプリからGoogle Cloud Messagingを使う方法(第1回)第2版

アンドロイドアプリからGoogle Cloud Messagingを使う方法(第1回)第2版

Google Cloud Messagingを利用するには、サーバキーとSenderIDが必要です。

これらの情報は以前はGoogle API consoleへログインして、生成していましたが、現在ではGoogle Developers Consoleという名前でGoogleの様々なサービスの設定ができるようになりました。

いつまでサポートされるかわかりませんが、古いGoogle API consoleのインタフェースも利用できるようになっています。

しかし、Google Developers consoleの方が操作がわかりやすくなっていますので、今後はこちらを利用する方がよさそうです。何より日本語のメッセージが充実しているのもありがたいですね。

目次

  1. Google Developers Consoleを開く
  2. プロジェクトを作成
  3. APIを有効にする
  4. Google Cloud Messaging for Android
  5. Google Developers Consoleを開く
  6. サーバキーの生成
  7. 許可対象IPアドレスの設定

Google Developers Consoleを開く

Googleアカウントにログインした状態で、Google Developers Consoleを開くと次のような画面が表示されます。

Google Developers Console

まだ、何も作成していない状態ですが、プロジェクトを作成すると、この画面にプロジェクトが一覧されます。「削除保留中のプロジェクト」というのは、プロジェクトを削除したときに表示されます。最初はこのリンクは存在しません。

まず、「プロジェクトを作成」をクリックします。

プロジェクトを作成

プロジェクトを作成

まず、プロジェクト名を入力します。アルファベット、数字、ハイフンが利用できます。プロジェクトIDはシステムでユニークなIDであることが必要なようです。

最初にランダムな文字列がデフォルトで入力されます。面倒ならこのままでもいいですが、できればわかりやすいIDをつけておくほうがよいでしょう。プロジェクトの削除するときに必要ですが、サジェスションされるので、忘れても大丈夫です。

プロジェクト名とプロジェクトIDを決定したら、作成ボタンをクリックします。

APIを有効にする

APIを有効にする

画面に上にプロジェクト IDとプロジェクト番号が表示されています。GCMを利用するとき、クライアントアプリにはSenderIDが必要ですが、このプロジェクト番号がそのSenderIDとなりますので、GCMを利用するなら控えておく必要があります。

次にGoogle Cloud Messaging for AndroidのAPIを有効にするために、APIを有効にするボタンをクリックします。

Google Cloud Messaging for Android

Google Cloud Messaging for Android

多くのAPIが一覧されますが、そこからGoogle Cloud Messaing for Androidを見つけて、右端のステータスボタンをクリックすると、有効化され、画面の上へ表示されます。
これでGoogle Cloud Messaging for Androidが有効化されました。

サーバキーの生成

次にサーバキーを生成するために、左のナビゲーションのAPIと認証の認証情報をクリックします。

すると、以下のような画面が表示されますので、下段の公開APIへのアクセスの新しいキーを作成ボタンをクリックします。

サーバキーの生成

その後、次のようなダイアログが表示されますので、サーバキーを選択してください。

公開APIへのアクセス

許可対象IPアドレスの設定

許可対象IPアドレスの設定

次に、クライアントのIPアドレスを制限したい場合、ここでそのIPアドレスを入力することができます。

万が一、サーバキーとSenderIDが漏洩しても、このフィルタで制限するような設定が可能です。特に必要なければ、何も入力せずに作成ボタンをクリックします。後でIPアドレスを追加することも可能です。

許可対象IPアドレスの設定

サーバキーが作成できると、次のようにサーバキーのAPIキーが表示されます。このAPIキーはGCMでメッセージを送信するサーバサイドで必要です。このAPIキーと端末のレジストレーションIDで、目的の端末へメッセージを送信します。

後は、先ほど控えたSenderID(プロジェクト番号)をクライアントアプリに設定し、サーバサイドではAPIキーを設定すれば、準備完了です。

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