フェイスブックページのTimeline化に伴って、カスタムアプリが表示するページには影響がありましたが、アプリ本来の機能には影響ありません。
Facebookアプリはなんだかよくわからないという人が多いのではないでしょうか。アプリに権限を要求されて、意味がよくわからず、不安な気持ちで、こわごわOKボタンを押していませんか?
Facebookアプリの権限を理解すると安心してアプリを利用できます。
Facebookアプリの種類
PCから利用するFacebookアプリには大きくわけて、二種類あります(※1)。一つはFacebookの中で動作するアプリと、外部Webサイトの中で動作するアプリです。
※1これら以外に携帯電話Web向け、iOS向け,Android向けなどがあります。
Facebook上のアプリ
Facebook上のアプリには、自分にインストールして利用するものと、自分が管理するページにインストールして利用するものがあります。
ゲームや便利アプリは自分にインストールします。オリジナルフェイスブックページ作成アプリ、問い合わせフォームアプリなどはページにインストールします。
FacebookページのTimeline化で大きく影響を受けると思われるのは、ページへインストールするタイプのアプリです。
※3月30日へ向けて、各アプリベンダーからバージョンアップ予告やベータ公開が多くなってきました。
Webサイト上のアプリ
Webサイト上のアプリは、Facebook以外のWebサイトでFacebookアカウントでログインできて、サービス利用ができるものが代表的です。今話題のTimelineアプリも、このタイプのアプリです。
インストールしたアプリと権限委譲の一覧
自分がインストールしたアプリは、左サイドバーのアプリリンクから見ることができます。ここから不必要なアプリを削除することができます。
もうひとつ同じようなアプリアイコンを一覧表示するところがあります。
右上の下矢印をクリックして、「アカウント設定」を選択して、左サイドバーからアプリを選択した画面です。
こちらにも同じようなアプリのアイコンが並んでいて、先ほどのアプリ一覧にあったもの以外のものもあるかもしれません。
これはなぜでしょうか?
”以下のアプリが(あなたの)フェイスブックアカウントとリンク(権限委譲)されています。”
こちらの一覧は、アプリに対する権限委譲の一覧です。ここにしかないアイコンはWebサイトタイプのアプリのアイコンです。
このタイプのアプリはインストールする必要がないので、こちらの一覧から権限の委譲設定を参照、変更、削除することができます。
以下の内容はGraph API Explorerに、私が与えた権限です。
権限委譲を削除すると、その権限を持つアプリも削除されます。アプリ自体を削除すると権限自体も削除されます。
ページにインストールしたアプリを削除しても、管理者への権限は残ります。
権限委譲というと難しいですが、簡単に言うと
あなたがアプリに対して、許可している動作の詳細です。
あなたの基本的な個人情報をアプリに教える権限、あなたへのメール送信を許可する権限、あなたに代わってウォールに記事を投稿する権限※などです。
※この権限が必要な代表的なアプリは、ブログに新しい記事が投稿されたら、自動的にウォールに自動投稿するアプリです。
アプリをインストールするときに、必要な権限がほしいので、あのような認証ダイアログが表示されるのです。
主な権限
アプリがよく求める権限には以下のようものがあります。
- 基本情報(名前、誕生日、性別など)
- メールアドレス(Facebookに登録しているもの)※このアドレスへのメール送信権限も含む
- あなたのニュースフィードの参照
- あなたにかわってFacebookへ投稿
これらの権限以外にも細かく設定できるので、その都度、内容をよく見て、理解できないときは一旦拒否するのがよいでしょう。許可してしまってもあわてず、さきほどの権限委譲一覧から権限の内容をよくみて、必要ないなら削除してください。
特にウォールの投稿許可をもとめるアプリは注意しないと、想定していない内容が自分の投稿として、ウォールへ投稿されてたり、影響が自分だけでなく友達へ波及するなどのトラブルの元となります。
権限の種類や数は、プライバシーポリシーの変更や、何か問題となった場合に変更されることがあり、認証ダイアログでの確認と、不安なら詳しく権限委譲状態を調べて、安心してアプリを利用してください。