2012 年 3 月 19 日

HerokuでFacebookアプリを運用しよう

Heroku

Facebookアプリを開発したいが、運用サーバにコストをかけたくない、サーバ保守は難しいという方は、Heroku(ヘロク)でホスティング(PaaS)してみてはいかがでしょうか。

Herokuは無料でも利用可能です。データベース(PostgreSQL9.1)も5MBのデータベース領域までは無料です。PHPは5.3.xが利用できます。

Facebookアプリを動作させるには、SSL証明書も必要となったので、ちょっと敷居が高くなっていましたが、Herokuで誰でも簡単にFacebookアプリを運用できます。

Herokuアカウントの作成

まずは、Herokuでアカウントを取得します。

アカウントが取得できたら、Heroku Toolbeltをダウンロードします。Win,MacOS,Linux向けが用意されていますので、自分の好きな開発環境で作業ができます。

私はMacOS版をダウンロードしてインストールしています。

その後、ターミナルから、herokuコマンドでログインします。Herokuで登録したメールアドレスとパスワードを入力します。

$ heroku login
Enter your Heroku credentials.
mail: {email}
Password: {password}
Authentication successful.
Could not find an existing public key.
Would you like to generate one? [Yn] 
Generating new SSH public key.
Uploading ssh public key /Users/adam/.ssh/id_rsa.pub$

Facebookアプリの作成

いつもと同じようにFacebookアプリを作成します。このとき、ホスティングとしてHerokuを選択します。

Herokuアプリ生成

言語はPHPを選択して、Herokuアカウントのメールアドレスとパスワードを入力すると、FacebookアプリのURLが割り当てられ、ひな形プログラムがデプロイされます。

Herokuアプリ生成

Goto Appを押下します。

Herokuアプリ生成

この時点で、もうFacebookアプリにアクセスできます。

Herokuアプリ生成

後は、gitでひな形プログラム(※)をcloneして、このソースコードを元に開発します。

$ git clone git@heroku.com:{割当てられたURLのホスト名}.git -o hoge

※このソースコードは、https://github.com/heroku/facebook-template-phpからも取得できます。

もし、アプリの負荷が高くなっても、Herokuでリソースを追加(有料)すれば、スケールします。

Herokuといえば、Ruby(Ruby on Rails)というイメージがありますが、PHPでも利用できるようになって、PHPerな人たちの利用も増えてくるでしょう。

アプリ開発のクラウドサービスも充実してきたので、プログラマはコーディングに集中することができます。